私の生きる道

薬学系の研究者、薬剤師、弁理士、そしてお母さん。

当業者と医師

特許法では、「当業者」というスーパーマンのような方が登場します。発明の属する技術分野の通常の知識を有する架空の人物です。進歩性等の判断基準になります。 一方で、医療従事者に関する法律のなかには、「医師の指示の下」という言葉が出てくるのですが…

お薬の用法のこと

お薬を飲むタイミング(使用方法)を規定しているものとして、用法があります。 添付文書には、大雑把な形で、例えば「1日1回」などと書かれている場合が多いのですが、きちんと決められている場合があります。例えば「食前」に服用してくださいという場合に…

転職

ずっと大学で研究をしていたのですが、色々あって2年前転職しました。 私がもっている資格は2つ。薬剤師と弁理士(未届)です。 でも、どちらもやったことがない・・・ 結局、薬剤師をすることにしました。 頑張って弁理士試験突破したから、かなり迷ったん…

時間の使い方: 弁理士試験の後。

弁理士試験の受験勉強をしていたころは、隙間時間もお勉強に使っていたので、合格したら色々やろう!って楽しみにしていました。でも、いざ終わってみると、特に始めたこともなくごく普通の毎日です。結局時間は、1日24時間で、ぎゅうぎゅう詰めで生活してい…

短答式試験:(2)一応、合格体験記。

短答式試験は、4回受け、3回目でなんとか合格しました。3回目は、試験対策があったというよりは、力業で乗り切った感じ。4回目は、振り出しに戻り、結構ブルーな受験勉強でした。ただ、ちょっとだけ勉強の方法が分かった気もします。 3回目の受験について 3…

短答式試験:(1)不合格体験記。

短答式試験を受ける方は、そろそろ対策を始める頃でしょうか?私は、短答式試験を4回受けました。1、2回目は不合格でした。対策が悪かったというよりも、ただただ無知だった気がします。 1回目の受験について 何も知らずに受けました。この受験を通して分か…

論文投稿と特許出願の違い:(1)過程、費用等

一般に、大学の先生や研究者は、論文投稿については経験豊富ですが、特許出願をする機会はそんなに多くありません。 両者は、最終的なゴール(論文ならアクセプト、特許なら特許査定・登録)も、その過程も全く異なります。ただ、どちらも文章を書いて評価し…

弁理士試験を受けようと思ったきっかけ

知財関係の仕事をしていたわけでもなく、弁理士という職業の方に会ったこともない。なのに、何を血迷ったか、弁理士試験を受けてみようと思ってしまいました。 ある日、そのころ大学で研究していた内容について、権利化した方が良いか大学の知的財産部に相談…

弁理士試験:口述試験を受けてみて思ったこと

周囲に弁理士試験の受験生が一人もいなかった私にとって、色々な方の受験ブログが情報収集の全てでした。そこで、私の体験も、もしかしたらご参考になるかもしれないので、ちょっとずつ私が行った対策や試験の様子を書いてみようと思います。まずは、記憶に…

2019年度 弁理士試験に合格しました!

三度目ではない、六度目の正直でやっと合格です! ここ数年間、挑戦していた弁理士試験にやっと合格しました。この歳で新しい資格を取得しても、活かせるかどうか甚だ疑問ですが、とにかくホッとしています。 弁理士試験は、試験は短答式、論文式、口述式試…